開催概要

[オール松山・オール道後]で
より参加型のアートプロジェクトへ

愛媛県松山市「道後温泉」では、2014年の道後温泉本館改築120周年を機にアートフェスティバル「道後オンセナート2014」が開催され、この取り組みは「道後アート2015」、「道後アート2016」、そして「道後オンセナート2018」として引き継がれました。
ホテルや街中に設置される作品と多様なイベントを組み合わせ、「いつ訪れても楽しい」長期間開催のアートイベントとして展開され、[おんなひとり旅に人気の温泉地ランキング-楽天トラベル-]では、2014年より5年連続1位を獲得。また、道後温泉宿泊者数・松山市内宿泊者数も平成13年以降最高(平成28年調べ)となり、道後は【女子旅の聖地】と呼ばれるまでになりました。
そのような中、道後温泉本館は2019年1月より保存修理工事に入りました。これを機に「道後アート2019・2020」では、アートを通じて交流人口を増やし、将来に渡って継承可能な【道後らしさ】の再構築を行うため、監修・アーティストの日比野克彦氏とともに約2年間のプロジェクトを行います。道後の中心部のみならず上人坂エリアまで展開エリアを広げ、人々の回遊性を高めます。
道後は日本最古といわれる温泉として、太古の昔より老いも若きも病める人も健やかな人も懐深く迎え入れてきました。また、土地の人も旅人も同じ湯に浸かることで心身を解きほぐし、更に食や娯楽を通じた五感に寄り添うおもてなしで、私たちに「人」のあたたかさやその「土地らしさ」について気づきを与えてきました。これらの土地や人のもつポテンシャルを最大限に発揮し、背景の異なる人たちとの交流を通して道後の更なる魅力向上へつとめます。過去のアート事業では鑑賞中心型であったプロジェクトをより参加型のものにし、”ひみつジャナイ基地をつくる。プロジェクト”や“オープンコール・プロジェクト”など広く公募を行い、多くの人に開かれたものとします。
また、一遍上人生誕の地である宝厳寺で踊りを行うなど、土地の歴史に紐づくプログラムも開催。商店街に“まちなか拠点(仮称)”を設置し、地域・教育機関・行政・企業などのつながりを密に、更にボーダレスにし、より交流人口を増やすことで【オール松山・オール道後】の力を強固なものとします。

ひみつジャナイ基地
ひとりひとりのその人らしさを分かち合う場所。
ひとりひとりは人とは違うからひとりひとり。
その違いは秘密ジャナイけれど大切にしたい私そのもの。
日比野克彦

名称
日比野克彦×道後温泉 道後アート2019・2020 「ひみつジャナイ基地プロジェクト」
監修・アーティスト
日比野克彦
プロジェクト期間
2019年5月30日〜2021年2月28日
会場
上人坂エリアを中心とした道後エリア全体
主催
道後アート実行委員会
共催
道後温泉旅館協同組合、道後商店街振興組合、松山市

監修・アーティスト
日比野克彦について

道後アート2019・2020はメインアーティストとして日比野克彦氏をお迎えします。日比野氏は大学在学中にダンボール作品で注目を浴び、国内外で個展・グループ展を多数開催。商業施設や飲食店の内装、広告、テレビ番組での美術や衣装、芸術祭への参加など活躍の場は多岐に渡り、近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行い、2015年からは多種多様な人たちがアートを介してつながる「TURN(ターン)」という取り組みを行っています。

日比野克彦
Katsuhiko HIBINO

アーティスト、東京藝術大学美術学部長・美術学部先端藝術表現科教授。岐阜県美術館館長。日本サッカー協会社会貢献委員会委員長。1958年日本・岐阜県生まれ。1984年東京藝術大学大学院修了。1982年日本グラフィック展大賞受賞。1986年シドニービエンナーレ参加。1995年ベネチアビエンナーレ参加。2003年〜越後妻有アートトリエンナーレ参加。2010年〜瀬戸内国際芸術祭参加。2013〜15年六本木アートナイト、アーティスティックディレクター。平成27年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞。2015年より東京で始動した「TURN」の監修を務める。

[ 受賞歴 ]

  • 第1回デザイン賞(東京藝術大学卒業制作展/1982年)
  • 第3回日本グラフィック展大賞(1982年)
  • 第1回日本イラストレーション展グランプリ(1983年)
  • 第30回東京アートディレクターズクラブADC賞最高賞(1983年)
  • 毎日デザイン賞グランプリ(1999年)
  • 文化庁 平成27年(第66回)度芸術選奨 芸術振興部門 文部科学大臣賞 受賞(2015年)

[ 主な役職 ]

  • 東京藝術大学美術学部学部長(2016年4月〜)
  • 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授(2007年〜)
  • 岐阜県美術館 館長(2015年〜)
  • 公益財団法人日本サッカー協会 社会貢献委員会委員長(2017年〜)
  • 東京芸術文化評議会 評議員(2013年〜)

展開プログラムについて

  1. 1ひみつジャナイ基地(交流拠点)をつくる。

    上人坂エリアに様々な人が集うことができる、道後のアート事業の拠点となり、その後も活用ができるような交流拠点(道後ひみつジャナイ基地(仮称))をつくります。この拠点がどんな施設であるべきかを問うコンペを行い、地域の人・観光客・アーティスト・外国人・障がい者・お年寄りや子どもなど多様な人の視点から、よりみんなが使いたいと思うような施設を日比野克彦氏をはじめとした選考委員が選びます。また、このコンペを行うにあたり、地域の風土や課題なども知ってもらうべく、上人坂エリアを中心とした道後地域を歩いて見て知ってもらうための現地説明ツアーを日比野氏とともに行います。若手建築家や建築・デザインを学ぶ学生など次世代を担う人たちの活躍を願っています。
    また、2019年5月30日から上人坂に拠点が出来上がる2020年5月下旬までの期間は仮の拠点として道後商店街(伊織 道後湯之町店 1F)に、プロジェクト関係者やボランティアなどが集える場所(まちなか拠点(仮称))を構えます。

    実施予定期間
    2019年5月30日(コンペ募集スタート)〜2020年5月下旬(拠点完成予定)
    実施場所
    上人坂坂上
    アーティスト
    コンペにより決定
    審査員
    日比野克彦氏ほか(調整中)
  2. 2踊りプログラム(仮称)

    宝厳寺は鎌倉時代に"踊念仏"で民衆を救った一遍上人ゆかりの寺です。このような地において、未来に遺す踊りのプログラムを実施します。過去の道後のアートフェスティバルでは、森山開次氏、田中泯氏、近藤良平氏など身体表現を得意とするアーティストが関わってくださいました。過去、道後に関わったアーティストらとともに“踊念仏”の背景や歴史を紐解き、ともに踊りを通して様々な人々が交流を楽しみ、場を盛り上げます。

    実施予定期間
    2019年5月30日〜2021年2月28日(内容は調整中)
    実施場所
    上人坂エリアを中心とした道後エリア
    アーティスト
    未定
  3. 3オープンコール・プロジェクト

    今回の「道後アート2019・2020」では、上人坂を中心とした道後エリアを使って、展示・パフォーマンス・トークなど様々な表現方法でアートを発信していく人たち(個人でもチームでも可)を公募いたします。年齢や性別、出身や経験などは不問。例えば「外国人」「障がい者」「高齢者」「子ども」など多様な人々との関わりを求めるアートプログラムを募集します。募集は2期に分かれ、第1期は2019年5月30日より募集開始、募集〆切は6月末を予定。7月には公開選考によりアーティストを決定し、2020年3月14日・15日開催予定の縁日に向けて制作や事前準備を進めます。第2期は2020年の4月から募集し、5月末にはアーティスト決定。上人坂にできる拠点での滞在制作・作品公開なども視野に入れた募集をし、2021年2月の縁日に向けて作品公開の調整を行います。

    実施予定期間
    2019年5月30日〜(第1期募集開始、募集〆切は6月末を予定)、2020年4月〜(第2期募集開始)
    実施場所
    上人坂エリアを中心とした道後エリア
    アーティスト
    公開選考にて決定
    審査員
    日比野克彦氏ほか(調整中)
  4. 4縁日プログラム(仮称)

    アートプログラムのお披露目の場として、また様々なコミュニティの人たちが主体的に楽しめるようなフェスティバルを期間中2回(2020年3月・2021年2月)開催いたします。今まで地域に根を張って重ねてきたイベントや障がい者、マイノリティのコミュニティの集いなどを再編集し、広く人に知ってもらったり、新たなる気づきや出会いの場とするなど、様々な可能性が考えられます。また、この縁日がアートイベント終了後も地域に根ざし、継続・発展できるような仕組みづくりも行います。

    実施予定期間
    第1回:2020年3月14日・15日/第2回:2021年2月27日・28日(予定)
    実施場所
    上人坂エリアを中心とした道後エリア
    アーティスト
    日比野克彦氏、日比野氏招へいアーティスト、オープンコール受賞アーティスト
  5. 5ひみつジャナイギャラリー

    道後地域のホテル・旅館や商店などと福祉施設や社会的支援を必要とする人たちが集うコミュニティが出会い、相互に関係しあう時間を重ねる協働活動です。ホテル・旅館等の人たちが目利きとなり、施設などで制作している方々の作品をホテル・旅館・商店等をギャラリーに見立て展示します。多様な価値観に触れること、様々な人との出会いで道後の街が新たな彩りをまといます。

    実施予定期間
    2019年5月30日〜2021年2月28日
    実施場所
    道後エリアのホテル・旅館・商店など
    アーティスト
    未定
  6. 6道後アートショーケース

    これまでの道後オンセナートおよび道後アートで培ってきた財産をさらに活かしていくプログラム。アート作品をはじめとした道後全体を楽しめる回遊プログラムの展開や、2014年から毎年続いている「ひかりの実」の実施。また、現在道後に増えてきた若者や女性に楽しんでいただけるようなプログラムを地元のNPOやクリエイターらの企画プロデュースで展開いたします。また、これからの道後でのアート事業のあり方を主体的に考えるような講演会やワークショップを行い、他地域の事例から学びます。第1弾として、まちなか拠点(仮称)で過去のアート事業を振り返る映像展示と、現在道後で観られるアート作品などの回遊ルートを提案します。

    実施予定期間
    2019年5月30日〜 回遊プログラム、2019年冬頃実施予定 ひかりの実、その他プログラムは未定
    実施場所
    道後エリア
    アーティスト
    「ひかりの実」高橋匡太ほか、未定

道後アート2019・2020への
問い合わせ

道後アート実行委員会事務局
〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5-6 (松山市産業経済部道後温泉事務所内)
TEL:089-921-6464 / FAX:089-934-3415 / MAIL:dogoonsenart@city.matsuyama.ehime.jp / WEB:www.dogo-art.com 担当 : 越智・白川・鎌田・岡田
広報窓口
道後アートプロジェクト / TEL:080-6280-6970 / MAIL:press@dogoonsenart.com / 担当:清水
一般の方からのお問い合わせ 2019.5.30〜
道後アート2019・2020案内所 / TEL:089-907-5930(8:30〜19:00)/ MAIL:kumiai@dogo.or.jp / 松山市道後湯之町6-8
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