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ひみつジャナイギャラリー

「ひみつジャナイギャラリー」山澤満さんインタビューvol.2

2020.01.06

「ひみつジャナイギャラリー」のストックギャラリーへ倉庫を貸し出してくださっている、山澤商店の山澤満さんにインタビューをしています。

第一弾はコチラから!

 

㈴山澤商店 代表社員 山澤 満さん

 

道後の上人坂(しょうにんざか)エリアを中心に行われている道後アート。

ストックギャラリーの展示会場となっている酒屋の山澤商店倉庫の前は三叉路で、上人坂の入り口になっています。

そこから約150メートルほど坂をのぼると、時宗の開祖・一遍上人の生誕地である宝厳寺があります。

 

「上人坂にはかつて遊郭がありましたが、もうなくなりました」。山澤商店の山澤満さんによると、観光ガイドはそう説明しているそうです。

歴史の解説はあっても未来への展望がないのです。

そして、この道後アートが未来へのきっかけになればいいと考えています。

 

道後アートを山澤さんは「社会参加を広げることで町の魅力を高めるアートプロジェクト」と認識しています。

「道後オンセナートは観光・集客事業だった。そういう事業も必要だろうが、交流人口を増やすアートプロジェクトも必要。だからこそ成功させたい」と語ります。

 

アートプロジェクトとは何でしょうか?

例えば日比野克彦さんのワークショップ。道後商店街や旅館の人、また住民らが参加して一緒にものづくりをする中で、「あの人は絵が上手いなあ」とか「あの人は意外に工作は下手だなあ」とか、それまで顔は知っていたもののどういう人かは知らなかった。

その人の側面が見えてくることに、山澤さんは面白みを感じています。個人個人を知ることで「道後の町の中の風通しも良くなった」と言います。

 

沖野あゆみさんの絵をラッピングした山澤商店の配達トラックには、沖野さんのサインはあっても「山澤商店」の文字がありません。

山澤さんは「うちの名前が入ったらただの宣伝になってしまう。最近は『このトラック何?』と聞かれたら、『アートトラック』と答えている」と笑います。

トラックをきっかけに道後アートの説明をしたり、「この絵かわいい。作品はどこに売ってるんですか?」と聞かれたり、その話がきっかけで話の相手の身近にも障がいのある方がいることが分かったり。

障がいのある方のアートを扱うことで、社会の中で隠されていたものが見えるようになり、共に生きる社会へ近づいていくのを願っています。

 

「一遍上人はそれまで貴族のものだった仏教を民衆のものにした宗教改革者」と山澤さん。

道後アートのコンセプトとも響き合っています。

上人坂を登って宝厳寺で一遍上人に思いを馳せ、山沿いの遊歩道から伊佐爾波神社まで歩き、道後や松山の眺望を楽しむ。そこからはどんな景色が見えるでしょうか。

 

道後アートというアートプロジェクトを通して「障がいのあるなしに関わらず、人と関わってビジネスや生活をするのが普通のこと。口はばったい言い方だけど、そのことに意識が向くようになればいい」と語ってくれました。

 

上人坂では来年2020年3月14日、15日に縁日を開きます。

みなさまとのご縁ができるよう準備しておりますので、ご期待ください!