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7/21「日比野克彦ライブペインティング」レポート その2

2019.08.19

そして今回のメインでもある、日比野克彦さんによる

大きな「ひ」オブジェへのライブペインティングが始まりました。

 

道後で働く人や子どもたち、観光客など約50名に囲まれながら

高さ1900mm、横2400mmのダンボールへ筆を走らせます。

 

 

約20分で裏表のペイントが仕上がり、オーディエンスからは大歓声が上がりました。

 

 

 

―ー以下、この日のライブペインティングの様子について、

済美高等学校美術科生徒の方々より貴重な感想をいただきましたので、一部抜粋してご紹介します。

 

・作業では、「ひ」という文字を形にした巨大なダンボールに表と裏、それぞれ何を描くか話し合い、そしてチームに分かれて描きました。話し合いの場面では、私も含めみんな消極的でなかなか案が出ず大変でした。結果、テーマは海と植物になりました。

日比野先生は、私たちに案の理由をよく聞きました。学校でも理由というものをよく求められます。普段あまり気にもせず理由を考えていましたが、美術の基礎なんだと知ることができました。制作時間はとても楽しかったです。想像以上に良い時間だったと思います。(2年生)

 

 

・「ひ」という言葉の形をどう生かすか、実際に飾られた時の見え方など考えるべきことがたくさんありました。グループのメンバーと意見交換の末、明と暗で対比させることになりました。日比野先生が明度の調節は白と黒以外の色でも可能だと教えてくれました。例えば赤やオレンジの暖色系は黄や茶を使うことによって色の暖かみを保ったまま明度を調整することができるなど。

日比野先生が作品を制作されているのを見ていると、「ひ」の形に沿って筆を動かしたり、持ち手の方で塗った部分をけずったりしていました。私たちよりも更に短時間の作業でも1つの作品として成り立っていて、白と黄に映える透明感のある黒のラインがとても印象的でした。

私は、今回初めて道後にやってきました。どこか懐かしいような商店街の雰囲気、作品づくりに参加されている方や見ている方のにぎやかな笑顔がとても素敵でした。この街をアートを通して活気づけるこのイベントに参加することができてよかったと思います。(2年生)

 

 

・私は今回のイベントに参加させていただいて、様々な人々と美術を楽しむ事の価値について考えさせられました。というのも、私は同じ合唱部の友だち3人を連れて行っていて、皆が「大変だったけど楽しかった」と言っていたからです。普段あまり美術に関わる事のない人たちがどういう反応をするのか、考えると少し怖かったけれど、終ってみると皆が楽しんでくれた様子で、自分は美術に対して特別意識が強かったのかもしれないと思いました。

絵は誰もが何かしら描いた事もあれば、普段よく目にするものです。現代での美術への関心の薄まりなどよく聞きますが、今回のイベントで、その問題の見方が少し変わった気がしました。(2年生)

 

 

 

 

設置場所:道後商店街アーケード内 3カ所 (南側入口付近、中央付近、北側L字交差点付近)

 

※上記2作品は済美高等学校美術科生徒さんによるものです